第1章 CDが売れない時代 - あなたとコラボする茨城のテクノ系インディーズレーベル

第1章 CDが売れない時代

ネット時代のミュージシャン論

第1章 CDが売れない時代


現在は音楽を仕事にしていくには困難な時代です。

今までの常識だった「メジャーデビュー」 = 「成功者」という図式が

必ずしも成り立たなくなってきたからです。


これまで音楽を仕事にしていくということは表舞台で言えばプロミュージシャンになることでした。

そのための最大の関門となるのはメジャーデビューするということですが、

一般論としてあなたがメジャーデビューできる確率は、

確率論ということで言ってしまえばほとんどとありません

これは音楽技術的に優れていれば絶対にメジャーデビューできるわけでもないし、

逆に下手くそならばデビューできないわけでもないので話はいくらかややこしい。


ためしに自分の周りを見てみてください。

自分より音楽レベルの高いアーティストは探せばいくらでもいるでしょう?

その中には自分が普段軽蔑しているプロミュージシャンもしかり。

馬鹿にしているようなテレビで流れてくる歌手であっても、

自分と比較してみれば(胸に手を当てて自分の実力を考えてみてください)

数倍も、いや比較にならないくらい彼らは優れていることでしょう。


それでは下のグラフを見てみてください。

2016年までの集計ですが各年のメジャーデビューしたアーティスト数です。
glaph.png

2016年で言えばメジャーデビューしたアーティスト数は447組。

そのうちまったくの新人としてデビューしたのは330組。

その中から後年にかけて生き残れるアーティストは1組〜2組とか言われています。


全国のアマチュアミュージシャンの母数が何組くらいあるのかはっきりわかりませんが、

とにかく途方もない数がいることは想像に難くありませんよね?

その母数のうちでのデビュー330組です。さらに生き残れるのは1組。


これを見れば結果的にあなたがメジャーデビューできる確率はほとんどないと言っていいかと思います。

さらにそこから生き残っていくとなるとさらに険しい道が待っています。

ミュージシャンが目指すべき道は宝くじが当たるかどうかの確立となんら変わりません。


・・と言っても宝くじが絶対当たらないわけでもなく、

先に言ったとおり例え下手でも(楽器が弾けなくても)デビューしてしまう人も現実にいます。

グラフのとおりCDが売れない時代であっても、確立がとてつもなく低くても、

メジャーデビューできる人は毎年必ず出現しています。


このデビューできる人とできない人の違いは何か?

これはもう極論になってしまいますが個人的に言わせてもらえば、

その人の生まれながらに持ち合わせた運とタイミングの問題だと思ってます。


いま現在のとても有名なアーティストが(例えばミスチル桜井さんとかサザン桑田さんとか)、

歌手として活動していない現在の姿があなたには想像できるでしょうか?

多分このような人たちは仮にデビューのタイミングが違っていたとしても、

きっとどこか違う形であってもデビューできて今と変わらぬ結果を残していると思いませんか?

きっとこういう人たちは生まれつき持っている何かがあると私は信じています。

ただのサラリーマンとして平凡に働く玉置浩二なんて絶対想像できませんよね。

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サラリーマン姿なんて考えられない大御所の3人。トップアーティストは成るべくしてなる運命にあるのだ!




ただし・・あなたにもその生まれ持った何かがあるのかもしれない。

自分にはその可能性があるかもしれないと信じている人。・・・私も昔はそう信じていました。

その可能性を引き込むための最低限の条件として、

誰にも負けない強い信念と行動力が必要なのは言うまでもありません。


そして仮に、ほんとに運よくメジャーデビューできたとしても、

そこから後年まで生き残っていくのも並大抵のことではありません。


所属会社からの束縛やプレッシャー。たぶん好きな音楽活動なんてやらせてくれるはずがありません。

会社との契約なんてそんなもんです。上層部・プロデューサーの意向から外れることはできません。

そしてCDが売れない日本の音楽の現状。下積みで売れなければの低収入による生活苦。

こうしてデビューできたほとんどが世間的には名前が知られないうちに消えていくのです。

kurushimi.png
メジャーデビューすることは苦悩のはじまり?



一般的には”一発当てれば夢の印税生活”とは言うものの、

そんなミリオンヒットも今の時代では出すこともほとんど不可能でしょう。

(あなたが運よくジャニーズかAKBに入れれば別ですが。)

もちろん売れなければ切り捨てられその後の生活の保証はもちろん何もありません。


それならばデビューしたのち、その知名度を活かして他業界に参入することも考えられますが、

知名度を生かしたお店や会社が必ず成功するかと言えばけっしてそんな甘いことはありません。


逆にデビューしてしまったプライドから、

他の仕事ができずに生活苦に追い込まれるアーティストが多いのも事実です。

参考記事
【プライドやこだわりだけでは食べていくことはできない/松岡英明の今】


そうやって見ていくと今まで私たちがプロになるために目指していたメジャーというところは

私たちにとって本当に必要なものなのか?目指すべき場所なのか?

これまでの常識に縛らせずにアーティストとして生きていくことはできないのか?

私はそう考えています。


世の中には会社に属さない自営業というものがあります。

自分で開業して経営をしていく個人商店などです。


インターネットの発達でアーティストにはさまざまな自由が手に入りました。

その中に楽曲配信の自由というものがあります。


これまではメジャーデビューできた選ばれた者しか楽曲を一般的に流通させることができませんでしたが、

今ではネットを使うことでで誰でも自分の楽曲を配信することができるようになりました。

楽曲販売だっていとも簡単にできてしまいます。


このネットの出現こそがCD販売を激減させた最大の原因なんですが、

逆に言えばメジャーとアマチュアの垣根も取り払う革命も起こしてくれました。


先見性のあるメジャーアーティストの中には、

契約から開放され自己配信の道に進んでいる人も多くなってきています。


今はもう当たり前にインターネットの時代です。

発達していくSNSYouTubeなどを最大限に利用して、

ミュージシャとして自営できるアーティストを目指すという選択肢も

これからは選ぶことができるようになりました。

sns.png
YouTubeやSNSを最大限に活用しよう!



自営ミュージシャン = 「セルフマネージメント・ミュージシャン」


これからますます便利になっていくネットの時代、

ミュージシャンの夢はもうメジャーデビューすることだけではありません。

若いうち(20代前半くらいまで)はメジャーデビューの夢を必死に追いかけるといいでしょう。

しかしあなたがメジャーへの夢をあきらめたときにこそ新たな夢や目標が見えてくると思います。


確率の低いメジャーアーティストよりも、

例え無名であっても音楽を職業として生活していく

セルフマネージメント・ミュージシャン』として

あなたも新しい目標をもって音楽活動していきませんか?

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ネットがミュージシャンに配信の自由を与えてくれた。


大人になってみるとわかります。

本当の幸せは安定した生活があってこそ感じることができるものです。

夢も大切ですが貧乏な元ミュージシャンになるよりも、

ライフワークとして音楽制作を営むミュージシャンになるほうが

きっとあなたの人生を豊かなものにしてくれるはずです。




 → 第2章へつづく(執筆中)

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