足りない能力を補うには?
2017年11月10日 17:13
| ネット時代のミュージシャン論
長年、音楽をやっていると、
だいたいの自分の音楽での力量というものが、
わかってきます。
自分が得意なもの。
自分に足りないもの。
あなたにとって、
得意なもの、
足りないものは何ですか?
まずはわたしが得意としているところ。
それは音楽の完成形をイメージすること。
これは前にプロデュースについて話した過去記事、
↓↓↓
「プロデュースとはどんなお仕事?」
この記事とかぶりますが、
どんな曲にするか?
どんなPVを作るか?
そんなことをあれこれイメージして、
それに向かって制作を進めていく、
一連のプロデュースワークが得意、
というか音楽制作で一番大好きな分野なんです。
イメージさえしっかりしていれば、
曲も比較的簡単に作ることができます。
では逆に苦手としているものはというと、
曲のアレンジ。。。
アレンジは音楽制作での最重要部分であり、
アレンジで曲の良し悪しが決まる!
と言ってまぁ間違いないでしょう。
わたしもずっと自分のバンドのアレンジをやってきましたが、
とにかくスピードが遅いんですね。
下手するとアレンジを考えるだけで、
1年くらい経ってしまう場合があったりします。
これでは最新の音楽を配信したくても、
一向に作業は進みません。
自分に足りないものは、
このアレンジのスピード力なんです。
自分の音楽能力に自信のあるあなたでも、
どこか足りないと思う部分が必ずあるはずです。
あなたはどうやってそれを補いますか?
時間かけて解決することももちろんできます。
わたしも頑張れば一年で2曲くらいはアレンジできますし、
その気になればもっとできるかもしれません。
でも時間の制限があるのなら、
手っ取り早く補うには・・・
当たり前のことなんですけど、
わたしは他の人に依頼することにしています。
時は金なりです。
特に社会人になると、
日々の仕事に追われて、
家族と過ごす時間が増えて、
学生の頃のように自分の時間が持てなくなってきます。
ある人に聞いた話なんですが、
お金を稼ぐリッチなビジネスマンほど、
時間に対してお金を使う傾向にあるそうです。
それはどういうことかというと、
歩きで移動するなら惜しげもなくタクシーを使う。
電車移動ならケチらず特急ですばやく移動。
仕事が時短できそうなツール(PCやスマホなども)を
率先して取り入れる、などなど・・・
ランチは質素でも、
時間が短縮できるところにはお金を使う、
これが一流のビジネスマンのお金の使い方なんだそうです。
要するに時間を買っているんですね。
あなたも自分に足らない、
時間がかかってしまうと思う部分は、
思い切って誰かに頼んでみるといいと思います。
歌詞を書くのが苦手なら、
書いてくれる人を募集すればいいし、
曲が作れないシンガーさんならば、
作れる人に頼めばいいし、
歌をレコーディングする手段がなければ、
できる人に頼めばいいんです。
すべて自分でこなす必要はありません。
多少お金がかかる場合もありますが、
プロを目指す人はなおさら、
時間をおろそかにすることはできません。
歳を取れば取るほど、
プロになれる可能性は消えていきますから。
自分に足りないものは、
お金を出してでも補うことを
ぜひ考えてみるようにしてください。
きっとあなたの音楽活動が、
よりスピーディーに展開されることでしょう。
コメントを書く