CDはもう売れないのか?
2017年11月10日 17:19
| ネット時代のミュージシャン論
CD不況が続いている音楽業界ですが、
アイディアひとつでミリオンを達成している事実も
またあるわけです。
あなたのバンドのCDは売れていますか?
また売るための戦術はありますか?
CDを売って儲けたい。
ミュージシャンなら誰でもそう思うものです。
わたしだって理想としてはそう思っています。
でも本音を言ってしまえば、、、
やっぱりミュージシャンは儲からない。
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過去記事
「ミュージシャンは儲からない?」
わたしの知っている方でも、
音楽だけで食べている人はいますが、
やっぱり貧乏なんだそうです。
こんなこと言うのもなんですが、
思いっきり大胆に言ってしまえば、
音楽がなくても誰も死ぬわけではありません。
生活ができないわけでもありません。
あくまでも音楽は娯楽の中のひとつでしかありません。
すでに無料で(聴くことが)できることに、
あなたはお金をかけることができますか?
わたしもそうですが、
所有欲を満たしたいある程度昔かたぎの人ならば、
やっぱり欲しい音楽はCDで買います。
棚にCDをそろえるのが楽しみの一つだからです。
ところが、
10代、20代の若い年代の人に話を聞いてみると、
CDを買うという人は本当に少ないです。
聴きたい音楽はまずyoutubeやニコ動でチェックして、
それでも欲しければレンタルするんだそうです。
「CDは買わないの?」
って聞いてみると、
「お金がないから買えない」
ってほとんどの人から返ってきます。
この”お金がない”というのは、
どちらかというと
”CDを買うのに使うお金がない”
ってのが正しいかなと思います。
こんな状況の日本ですが、
先日まさかのこんなニュースがありました。
「音楽市場規模、アメリカを抜いて日本が世界ナンバー1に」
世界を見渡せば、他の国ではCDはもっともっと売れてない。
実は日本が一番CDが売れている国だったという事実。
どおりで外タレさんがいっぱい来るわけだ。。。
しかし裏を返せば、
もしかして日本はまだ、
音楽のIT化が進んでいないだけなのかもしれません。
もしくは日本独自のCD販売戦術の勝利なのか?
(選挙を呼びかけ国民的関心を生んだアレとか・・・)
メジャーでのこの実績を見るだけでも、
もしあなたがCDを売って稼ぎたいと本気で思っているなら、
このCD販売戦術を参考しない手はありません。
ちなみに、
当レーベルはCD販売で儲けようとはまったく考えていません。
CD販売では儲からないからです。
しかし、CDを作る場合として、
無料配信の評判・反響が大きいアーティスト。
CDを作る需要があるアーティスト。
そのアーティストのCDは
作る価値があると考えています。
それがもし女性アーティストのCDならば、
必ずフォトブックは付けるつもりです。
わたしが自身、見てみたいと思うからです。
もしくは購入者にしか見ることができない、
限定の動画やPVなどを付けたいと思っています。
要するに、
CD販売には特典が必要だということです。
今は希少的価値のある特典こそが、
売り上げにつながる時代だと考えています。
わたしのバンド活動の最盛期にいたファンの一人に、
うちらのバンドのことなら何でも知っているような女の子がいました。
あまりにも詳しいので、
その子にだけ特別にデモバージョン&ボツテイク集を
毎回差し上げていましたが、
いつもその子の喜びようったらありませんでした。
CD購入した人が、
本当にあなたのバンドのファンの人ならば、
レアな特典でどれほど喜んでくれることか。
またそこまで喜んでくれるファンがいなければ、
CDを作るだけ赤字になるでしょう。
そこまでの人気を獲得するために、
まずはブログ等でバンドの知名度を上げて行くことから、
はじめてみましょう。
まずはあなたの見込み客を増やすことを、
最重要課題として活動していってください。
それが仮にでもCDを作って儲けようと思う前に、
第一歩としてやらなければいけないことです。
まずは金をかけずにできることを、
コツコツと頑張りましょう。
あなたが1人の熱心なファンも作れないミュージシャンならば、
思い出目的としてのみCDを作ったほうがいいです。
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