ネット時代のミュージシャン論 - あなたとコラボする茨城のテクノ系インディーズレーベル

レーベルプロデューサーあつしの自己紹介

みなさまはじめまして。

syncle musicのレーベルプロデューサー

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ほしのあつし44才です。

普段は普通の会社員。家に帰れば双子のおてんば娘の父親。

そんな私がインディーズレーベルを作るにいたった経緯を

わたしの過去と音楽活動の歴史とともに紹介していきたいと思います。


007が好きになった小学生時代

チビでクロンボだった小学5年生の時、

なぜか父親にせがんで映画館に連れて行ってもらった映画があります。

それは『007/オクトパシー』という映画。
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スーパーカーブームの頃にテレビでみた007に出てきた潜水艦になるロータスエスプリが

幼いながらも強烈な印象に残っていたのがそもそものきっかけだったと思います。

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強烈な印象を与えた水陸両用のロータスエスプリ

幼少時のインパクトはその後の人生にも十分影響を与えることがありますが、

私もそのインパクトを引きずりながら成長して今では立派な007マニアに育ち上がりました。




ポップミュージックとの出会い

高校生になり当時最先端の音楽メディアであるCDが登場。

音楽といえば007のサントラを聴き始めてはみたもののやっぱり歌がないと面白みが足らない。

そこでサントラからの流れで007の主題歌を歌っているアーティストのCDを聴いてみることに。

聴いたのは「a-ha」デュラン・デュラン
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これはもうガツーーンと来ましたね。まさに人生の一大転機。

特にa-haの『TAKE ON ME』
そしてデュラン・デュランの『PLANET EARTH』『グラビアの美少女』

今でもポップ・ミュージックでこの曲達を超えるものはわたしの中にはありません。

初めて聴いたときからなんか聴くのが自然だったようなどこか懐かしいような。

たまたまの流れで聴き始めた80'sポップスでしたが、

生まれつき持っていただろう趣向とピッタリとマッチした瞬間でした。




今度はYMOとの出会い

高校2年生の頃はそれはそれは空前のバンドブーム。

それこそ老若男女、学生も大人も坊主もみんなバンドをやった時代。

深夜眠い目をこすりながら「イカ天」を観ては「自分で曲を作りたい」って漠然と考えはじめていました。

ちょうど同じころ「CDでーた」という今はなき雑誌でYMOの特集記事を見ました。
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YMOというのは全然当時知らなかったのですがなぜか心に引っかかるものがあり、

うちの兄貴にYMOって何?って聞いたら「雷電と胸キュンだよ」って教えてくれました。

ベストテンとかをよく見ていたので『君に胸キュン。』ライディーン(雷電)のメロディーはすぐに思い出せましたが、

なぜか理屈抜きにこの時に

「YMOは絶対に聴かなくてはならない」

って思ったんです。 ・・・・理由はなんでだかわかりませんが。

今思えばたぶんそこに運命的なものを感じたからなのかもしれません。

それで急いで買ってきたのが2枚組ベスト盤CD『SEALED』。
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そしてこのとき知ったシンセサイザーという楽器の音こそが、

a-haやデュラン・デュラン、YMOに共通していたピコピコしている電子音であり、

私が生まれつき持っていたであろう心に響く音の趣向の正体だったんです。



高校3年生はじめてバンドを結成

当時わたしには謎の楽器だったシンセサイザー。

実は昔からの友達のKくんが所有しユニコーンのコピーをやっていると判明。

しかもご好意によりお試しとして貸してもらえることになった。

そのとき借りたシンセがROLANDのD-20というオールインワン・シンセサイザー。
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オールインワン・シンセサイザーとは、

シーケンサーとドラムマシンを内蔵しそれ1台で演奏が作れてしまうというタイプのもの。

それからは説明書を見ながら独学で曲を作り始めました。


音楽を聴く前はずっと自分で映画を作りたいと思っていましたが、

映画を作るには人を何人も集めなければなりませんし、

当時のビデオカメラは高額だったため高校生に買えるような代物ではありませんでした。

ところが音楽ならばこのシンセ1台で一人で曲が作れてしまう。

このときは寝る間も惜しんでシンセサイザーに熱中して、

はじめてとなる4曲入りのオリジナルテープを一気に完成させました。
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はじめて買ったシンセはYAMAHA V50とEOS YS100。
まだカセットMTRの古き良き時代です。


そしてシンセを貸してくれたKくんの誘いで二人でバンドを結成しライブにも出演。

そのときの演奏はユニコーンとYMOのコピー。

私が打ち込みを流しながらシンセを。そしてKくんが歌を歌うスタイルでした。
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今は無き水戸高島屋ローズランドでの初ライブ




音楽漬けだった専門学校時代

高校卒業後はコンピュータで音楽を作りたいというかくれた下心で、

大学へは進学せずにコンピューターの専門学校へ進みました。

専門学校では勉強した記憶ははじめの1年間だけで、

多くの曲を作ってはアルバムにまとめてクラス全員にテープを配るという、

アーティストになったような気分で4年間の最後の学生生活を送っていました。
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専門学校時代に8本のオリジナルテープを制作。
クラスメートの助言で音楽的にかなり成長することができました



途中から小説家志望の同級生Yくんや一年遅れて入学してきたKくんを巻き込み、

音楽サークルの設立や校内ライブを主催するなどいろんなことを企ててました。
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校内ライブの記念撮影。ブルハ・ジュンスカのコピーでドラムを担当。
右にいるのが私でとなりはのちに長年のパートナーとなるひろゆきくん



ちなみにそのころに作っていたオリジナル曲はこんな感じです。

ユーラシアの風/ほしのあつし
アンビエント・バースディ/ほしのあつし
インダストリアルミュージック/ほしのあつし

細野晴臣(YMO)にかなり影響を受けたミニマルチックなインスト曲が多く、

自分本位で実験的でもあったので退屈な曲ばかり作っていました。

まだまだ音楽的には曲作りもレコーディングも試行錯誤を繰り返している状態でした。


そしてコンビニで稼いだバイト代はすべてCDと楽器代に消え、

シンセやサンプラー、MTRなど音楽機材はどんどん増えていき、

とにかく80年代のテクノ系のCDを買いまくっていました。


YMOとYMOファミリーの人達、テクノのパイオニアであるクラフトワーク

日本やイギリスのテクノポップやエレクトロポップやニューウェイブ。

そしてモラトリアムな20才前後の時期だけにJAPANにはかなりハマりました。
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日本のバンドもので特に好きだったのはバクチクソフトバレエ

行きつく果ては「ガーッ」ってなり続けるだけのノイズ・インダストリアルのSPKTGまで。

今の私の音楽的ベーシックになっているのはこの頃に聴きこんだ音楽なのは間違いないです。



プロを目指しフリーターの道へ

この頃の私は「自分は絶対にプロになれる」っていうなんの信憑性もない自信だけはありました。

就職したら先の人生がすべて決まるとの思いからフリーターで音楽を作り続けます。

かと言ってプロを目指しがむしゃらに行動するだけの情熱も行動力もなく、

その日暮らしの生活を送ることになります。

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フリーターのころの自画撮り写真。
当時出始めたばかりのデジカメで撮影。とにかくひま人だったんです



不規則な生活とこれまで音楽一筋だった反動から、

音楽制作への熱がはじめて冷めてきたのもこの時期でした。

自分の才能にも限界を感じ始めたこの頃に何げなく聴いたのがデペッシュ・モード
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なんだかこれまで無理して背負い込んでいたものが体から落ちたような気がしました。

初期デペッシュ・モードの力の抜けた感のある打ち込みを聴いたことで、

また初心に帰って音楽を作り始めようと思いはじめることができました。


それで心機一転で新しいバンドを専門学校の学友のYくんと組むことに。

その【クロストーク】というバンドはのちに4人のバンド形態になり崩壊しますが、

初期デペッシュ・モードにかなり影響を受けて新たな気持ちで曲作りができた有意義なバンドでした。
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結成時の2人からのちに4人体制になったクロストーク

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使用シンセはROLAND JD-800とJP-8000へと変わり、
VS-880を使ったハードディスクレコーディングに進化しました



参考までクロストークとはこんな感じのバンドです。
【初期〜2人体制〜】
GOOD FRIEND/CROSSTALK
FEELING/CROSSTALK
MY FRIENDS FOREVER/CROSSTALK
"D"/CROSSTALK

【後期〜4人体制〜】
ピアス/CROSSTALK
無限なる可能性/CROSSTALK

クロストークは3本のオリジナルテープ制作と1度だけライブをやり、

そのあとの次のバンドへと形を変えていくことになります。
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クロストーク最初で最後のライブ。水戸のブルームーズにて


プロデューサーはレーベルを目指す。

音楽をやっている人には大きく分けると3種類のタイプが存在すると思います。

・プレイヤータイプ
演奏することに喜びを覚えテクニック向上に命を燃やすタイプ。

・シンガーソングライタータイプ
テクニック向上および曲を作って自分の気持ちまでも伝えたいタイプ。

・プロデューサー/エンジニアタイプ
人をプロデュースすることや録音やミックスなど裏方的なことが好きなタイプ。


いちおう私もピアノを多少習っていたおかげで両手の指はなんとなく動くし、

ギターのコードもなんとなく軽く押さえることはできますが、

プロを目指すと言いながらもまじめに楽器の練習をしたことがほとんどありません。


オリジナルのテープを作り、歌詞カードに「プロデュース by あつし」と書くときこそ、

何よりもわたしの創作欲が満たされる瞬間でした。

この喜びは私にとってはギターソロをかっこよく決めた瞬間よりも、

歌声で観客を魅了する瞬間よりも、

格別にさいこーな瞬間なんです。
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歌詞カードの中に誇らしげにある「プロデュース by あつし」の文字


そんな私みたいなプロデューサータイプの人ならたぶん一度はやったことがあると思うのは、

自分のレーベルを作ること。


私もレーベルへの憧れから何回か架空のレーベルを作ってきました。

もちろんアマチュアなんでそれは本当に言葉遊びみたいなものなんですが、

なんか自分の音楽がブランド化されたようなそんな錯覚を起こさせてくれる、

とても楽しいお遊びでもあったんです。



クロストークからハイ・スピード・エレクトリックへ

クロストークというバンドを経て、

世紀末の1999年からはハイ・スピード・エレクトリックというバンドをスタートさせます。

はじめは専門学校の音楽サークルの後輩のひろゆきくんと二人で始めて、

2005年からは同じ会社で働いていたTAKANORIくんを無理やり引きずり込み、

現在まで3人で活動を続けています。
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テクノ系ユニットのハイスピードエレクトリックは現在も継続中です


結成はじめのころは沢山の人にバンドの曲を聴いてもらうための活動として、

例えばライブ会場やディスクユニオンでのデモテープ販売や、

じゃまーるという情報誌にリスナー募集記事をだしたり、

AMラジオ(地元の茨城放送)でバンドの宣伝してもらったりと。

ファン獲得のために自分らなりにできるだけのことをいろいろやっていました。
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デモテープ販売やライブ活動。地元茨城新聞にもライブ写真が掲載されました(写真左)

ちなみにハイスピードエレクトリックはこんな感じのバンドです。

【初期】
FIRST BLUE /hi-speed electrik
MOONRAKE STAR /hi-speed electrik
MY ANGEL /hi-speed electrik
PLANETLOVE /hi-speed electrik

【中期】
ニューロティック・トラベラーズ /hi-speed electrik/span>
CANDY POP /hi-speed electrik/span>
BRAND-STYLE LOVERS /hi-speed electrik/span>


そして2007年には女性アーティストのプロデュースも実験的にやってみました。

某大手インディーズレーベルに所属していたRINKOさんです。
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そしてそのとき完成した音源がこちらです。

制作はかなり苦労しましたが力強いニューウェイブロックが完成したと思っています。
DEEP RED〜深紅のバラ〜 /RINKO with hi-speed electrik

ビデオカメラを購入してからはあこがれだったプロモーションビデオの制作も開始。

撮影も編集もド素人からのスタートでしたが、

最新のPVではいちおうこのレベルです。いいか悪いかは実際にお確かめください。
 ↓ ↓ ↓
plastic.png
PLASTIC GIRL /hi-speed electrik(2017)


高校生の頃にあれだけ撮りたかった映画が、

今ではこのようにPVという形で撮影できるようになったわけです。


もう今の年齢になってしまうとメジャーデビューなんていう野心はまったくありませんし、

そんなことできるはずもありません。もう自分の実力もよーくわかってます。


しかし若いころに抱いていた大きな野心の残り火は、

40才近くになってからいよいよ違う形でメラメラと湧き上がってきてしまったのです。



SYNCLE MUSICレーベルを設立


40過ぎのオヤジが作る曲なんか聞いてくれる人なんかいるわけない。

プロならばまだしもただのアマチュアミュージシャンなのに。。。

そんな問題を解決する最良の方法は、

「かわりに若くてかわいい女の子に歌ってもらう」

なるほどこの発想は今でもそんなに間違ってはいないと思っています。


私自身ミュージシャンとしてこれとった自慢できる実績は持っていませんが、

今までつちかってきた経験や方法論を、

これからプロを目指したいという人をプロデュースすることで使えれば。

また、

自分自身表現し足りないものがまだまだいっぱい残っている。

もっと新しい曲を作りたいっていう今のところ衰えない創作意欲と、

そしてそこから少しでも収益を生み出したいという大きな野望も加わり、

新しいレーベルの形 -広告収入型インディーズレーベルとして -

2011年末にSYNCLE MUSIC レーベルを設立しました。
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これまでにレーベルでプロデュースしてきた楽曲が18曲。

デジタル写真集やYouTubeの動画制作にも全力で取り組んできました。
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わたしたちと関わるアーティストやモデルのみなさんが、

プロになるとは言わずも記念碑的な作品をいっしょに作れますように。

またそんな夢への第一歩のお手伝いができるように。

SYNCLE MUSIC レーベルは進化しながらこれからも運営を続けていきたいと考えています。


SYNCLE MUSIC レーベル / ほしのあつし

CDはもう売れないのか?


CD不況が続いている音楽業界ですが、
アイディアひとつでミリオンを達成している事実も
またあるわけです。

あなたのバンドのCDは売れていますか?
また売るための戦術はありますか?


CDを売って儲けたい。
ミュージシャンなら誰でもそう思うものです。

わたしだって理想としてはそう思っています。


でも本音を言ってしまえば、、、
やっぱりミュージシャンは儲からない。
 ↓↓↓
過去記事
「ミュージシャンは儲からない?」


わたしの知っている方でも、
音楽だけで食べている人はいますが、
やっぱり貧乏なんだそうです。


こんなこと言うのもなんですが、
思いっきり大胆に言ってしまえば、
音楽がなくても誰も死ぬわけではありません。
生活ができないわけでもありません。

あくまでも音楽は娯楽の中のひとつでしかありません。

すでに無料で(聴くことが)できることに、
あなたはお金をかけることができますか?


わたしもそうですが、
所有欲を満たしたいある程度昔かたぎの人ならば、
やっぱり欲しい音楽はCDで買います。
棚にCDをそろえるのが楽しみの一つだからです。

ところが、
10代、20代の若い年代の人に話を聞いてみると、
CDを買うという人は本当に少ないです。

聴きたい音楽はまずyoutubeやニコ動でチェックして、
それでも欲しければレンタルするんだそうです。

「CDは買わないの?」
って聞いてみると、

「お金がないから買えない」
ってほとんどの人から返ってきます。

この”お金がない”というのは、
どちらかというと

”CDを買うのに使うお金がない”

ってのが正しいかなと思います。


こんな状況の日本ですが、
先日まさかのこんなニュースがありました。

「音楽市場規模、アメリカを抜いて日本が世界ナンバー1に」


世界を見渡せば、他の国ではCDはもっともっと売れてない。
実は日本が一番CDが売れている国だったという事実。

どおりで外タレさんがいっぱい来るわけだ。。。


しかし裏を返せば、
もしかして日本はまだ、
音楽のIT化が進んでいないだけなのかもしれません。

もしくは日本独自のCD販売戦術の勝利なのか?
(選挙を呼びかけ国民的関心を生んだアレとか・・・)


メジャーでのこの実績を見るだけでも、
もしあなたがCDを売って稼ぎたいと本気で思っているなら、
このCD販売戦術を参考しない手はありません。

ちなみに、
当レーベルはCD販売で儲けようとはまったく考えていません。
CD販売では儲からないからです。

しかし、CDを作る場合として、
無料配信の評判・反響が大きいアーティスト。
CDを作る需要があるアーティスト。

そのアーティストのCDは
作る価値があると考えています。


それがもし女性アーティストのCDならば、
必ずフォトブックは付けるつもりです。
わたしが自身、見てみたいと思うからです。

もしくは購入者にしか見ることができない、
限定の動画やPVなどを付けたいと思っています。

要するに、
CD販売には特典が必要だということです。
今は希少的価値のある特典こそが、
売り上げにつながる時代だと考えています。


わたしのバンド活動の最盛期にいたファンの一人に、
うちらのバンドのことなら何でも知っているような女の子がいました。

あまりにも詳しいので、
その子にだけ特別にデモバージョン&ボツテイク集を
毎回差し上げていましたが、
いつもその子の喜びようったらありませんでした。


CD購入した人が、
本当にあなたのバンドのファンの人ならば、
レアな特典でどれほど喜んでくれることか。

またそこまで喜んでくれるファンがいなければ、
CDを作るだけ赤字になるでしょう。


そこまでの人気を獲得するために、
まずはブログ等でバンドの知名度を上げて行くことから、
はじめてみましょう。

まずはあなたの見込み客を増やすことを、
最重要課題として活動していってください。

それが仮にでもCDを作って儲けようと思う前に、
第一歩としてやらなければいけないことです。

まずは金をかけずにできることを、
コツコツと頑張りましょう。

あなたが1人の熱心なファンも作れないミュージシャンならば、
思い出目的としてのみCDを作ったほうがいいです。

ミュージシャンはもうからない?


「こだわりだけでは食べられない」

華やかな生活とはうらはらに、
最盛期を過ぎたミュージシャンたちは、
家族を養うために苦労しているようです。


はたしてミュージシャンは儲からないなのか!?

今年、衝撃的なニュースが、
ネットのトップ記事になりました。


あの人気アーティストがカフェバイトに転身!

「こだわりだけでは食べれない」



このアーティストとは、
松岡英明さんという方。

おもに80年代に活躍した方で、
和製ニューロマンティックの旗手として、
曲をヒットさせ、歌番組の司会なんかもやっていました。

わたし的には、
一応名前は知っているぐらいのアーティストなんですが、
名の知れたアーティストが、
生活苦からバイト生活を余儀なくされている現状に、
非常に衝撃を受けてしまいました。


日本では毎年400組ちかいアーティストがメジャーデビューしています。
その中から生き残れるアーティストはほんの一握りだけ。

一般的に
”一発でも当てれば夢の印税生活”
とは言ったものの、

いつまでも印税の入るような、
息の長い曲は狙って作れるものではありませし、
その一発当てるということ自体が、
ものすごい高いハードルなのは
想像に難くありません。

曲を作らない、
ただのバンドメンバーのだった場合だと、
印税による収入はほとんどゼロ。
あとはその人の知名度に頼るしかありません。

これは時間が過ぎることによって、
効力がどんどん低下していきます。

よく人気バンドの再結成の話を聞くと、
「・・・(メンバー名)がお金に困っているから」
「話題作りのため」

と囁かれますが、
ほとんど間違っていないと思います。


TV番組『クイズ☆タレント名鑑』の、
「カラオケ歌われるまで帰れません!」というにコーナーに
TM NETWORKの木根尚登が出演したのをたまたま観ましたが、
なんか痛々しさを感じてしまいました。

「やっぱりお金が苦しいのかな?」
「仕事がないのかな?」

とか大きなおせっかいではありますが、
心配になってしまいます。

しかし、
まだこうやってテレビに呼ばれるアーティストはいい方でしょう。

忘れられてしまった人は、
何年か後に「あの人は今?」的な番組に出ることになります。

そこで印税だけで生活している、
そんなミュージシャンを見たことがありません。
音楽業界の仕事に限らず、
みんな何かしらの仕事をやっているのです。

そうなんです。
印税だけで一生生活していくなんてことは、
確率的にほとんど不可能なんです。

夢が叶ってプロのミュージシャンになれたとしても、
一生の生活が保障されるわけではありません。

逆にそのプライドが邪魔をして、
仕事がなくなった後も、
一般的な仕事をすることもできずに、
どんどん生活が苦しくなるアーティストも多いはずです。


冒頭で紹介した松岡英明さんみたいに、
おおっぴろげにカミングアウトできたのはまれなケースです。

それは、
やはり家族という存在があるからだと思います。


年をとると、
自分ひとりのために生きていけるわけではありません。

自分ひとりの夢のために、
これから未来のある自分の子供たちの生活までをも
犠牲にすることはできません。


夢を追っていくにしても、
それを支えていけるだけの経済力が必要なんです。

たぶんまだ二十歳(はたち)そこそこのプロを目指す方だと、
このあたりはの気持ちは理解できないと思います。
また、そんなことを考える必要もないと思いますし、
がむしゃらに夢に向かって走っていけばいいんです。

でも30代くらいになるとそうは行きません。

きっとミュージシャンになれた方でも、
30代になり家族ができると、
次の人生を考えるようになるんだと思います。


やっぱり、
ミュージシャンは儲からないんですよ。。。


スタジオミュージシャンだって、
基本は単発の仕事なので、
生活を保障してくれるものではありません。


やっぱり地道にコツコツ働いているほうが、
安定した生活を送ることができるのです。

夢がなくってスミマセン。

ただし、、、

音楽を副業にするってことを決断すると、
趣味と実益を兼ねることができるので、
ミュージシャンにとってこんなに素晴らしいことはありません。

わたしがはじめたこのインディーズレーベルもそうです。

大好きな音楽制作に携わり、
副業として普段の仕事とは別のお金を稼ぐことができる。

これは楽しくもあり、
とてもやりがいがあります。



これからプロを目指す人も、
なにか手に職があったほうが余裕を持った活動ができるはずです。

プロになるためにバイトに明け暮れる、
なんて生活では実に本末転倒です。

バイトがメインなのか、
バンドがメインなのか、
わからなくなってしまいます。


経済的余裕と時間的余裕を手に入れることによって、
安心してプロを目指していけるのかな?と思います。
もし夢が叶わなくても手に職があれば、
先の人生も困ることはないでしょう。


そのようなミュージシャンに向いた仕事もいくつかあるので、
また次の機会に紹介したいと思っています。


______________________


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プロデュースとはどんなお仕事?

音楽だけではなく、
一般的にもよく聞く言葉だと思いますが、
実際にどんなことをやっているのかあなたは知っていますか?

それでは、
今日はプロデュースについてお話してみます。


インディーズレーベルをはじめてから、
いろいろな方に接する機会が増えました。

特に、、、
ありがたいことにレーベルに興味を持ってくれている、
地元のバンドさんや女性ボーカルさん。

本当にありがとうございます。

やる気のあるアーティストを少しでも支援できて、
レーベルとしても知名度が上がっていけたら・・・
そんなWIN-WINの関係を築いていけたらと願っています。


それで実際にお会いしてみて、
大体アーティストさん達に初めに質問されることは、

「レーベルに所属して、どんなことをやるんですか?」

という一番大事なところ。



その答えはというと


「あなたをプロデュースさせてくださ〜い!!」


というわけで、
いよいよ本題です。


冒頭でも問いかけましたが、


プロデュースとは、
実際にどんなことをやっているのか,
あなたは知っていますか?





簡潔に一言で言います!


「完成形をイメージするお仕事」


ということなんです。




2007年にプロデュースした、
RINKOさんという女性アーティストを例に、
プロデュースとは何か?を説明してみます。


はじめに、

彼女が、
どんな曲をやりたいのか。
どんな曲が得意なのか。
どんな曲が合っているのか。
どんな曲を歌わせたいか。

をミーティングを元にイメージします。



次に、
上記のイメージの結果になる曲を作ります。
曲は誰が作ってもOK。
とにかくプロデューサーのイメージに合っていればいいのです。

実際にこのときは、
RINKOさんの低めで力強いボーカルスタイル、
ロックっぽい感じと、彼女の好きな薔薇の花。
そんなイメージでスピード感のあるロックっぽい詞と曲を作りました。



次はレコーディングです。

どういったアレンジにするのか?
誰がどこを演奏するのか?
これを決めるのもプロデューサーの責任です。

RINKOさんの場合は、
彼女自身に時間の制限があったため、
一番レコーディングに時間のかかるアレンジ&演奏は、
すべてプロに委託することにしました。

演奏ができれば、
あとはイメージどおりに歌を歌ってもらい、
レコーディングはすべて終了。
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ちなみにメンバーのスケジュールを自力で合わせるのも、
プロデューサーのお仕事の一環です(これはアマチュアならではか?)。



あとは完成品になるまで、
プロデューサーのイメージどおりに作っていきます。

それはデザイン面にまで及びます。
実際の完成品CDと曲はこちらです。
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DEEP RED 〜深紅のバラ〜 /RINKO with hi-speed electrik
(hi-speed music 2009.com/2007)




ひとつの曲を作るとき、ひとつのCDを作るとき
はたして誰のイメージでそれを作り上げるのか?

それはすべてプロデューサーのイメージなんです。
プロデューサーのイメージから外れていているものはNGなんです。

はっきりした完成形のイメージを持って、
それに限りなく近いものを作るor作らせる

これがプロデュースということなのです。


よくテレビで見る、
「〜(芸能人の名前)〜プロデュースによる商品」
ってのを見ますけど、

あれはアドバイザー的な役割の場合が多いです。
はじめに商品アイディアをだして、
途中経過を聞き、最後に確認する。

メーカーも芸能人も相乗効果で、
けっして損しない商品が生まれます。

「プロデュース」という言葉は、
今でも商品価値を高める力があるんです。



SYNCLE MUSICレーベルには、
2人のプロデューサーがいます。

あなたとコラボすることによって、
今まで見えてこなかったあなたの新しい魅力を
引き出すことができるかもしれません。

プロデュースすることによって、
これからのあなたの糧となるような曲を
生み出して行きたいと思っています。

随時アーティストさんの募集を行なっているので、
興味のある方はぜひメール送ってください。

お待ちしております。

足りない能力を補うには?


長年、音楽をやっていると、
だいたいの自分の音楽での力量というものが、
わかってきます。

自分が得意なもの。
自分に足りないもの。


あなたにとって、
得意なもの、
足りないものは何ですか?




まずはわたしが得意としているところ。
それは音楽の完成形をイメージすること。

これは前にプロデュースについて話した過去記事、
 ↓↓↓
「プロデュースとはどんなお仕事?」

この記事とかぶりますが、
どんな曲にするか?
どんなPVを作るか?

そんなことをあれこれイメージして、
それに向かって制作を進めていく、

一連のプロデュースワークが得意、
というか音楽制作で一番大好きな分野なんです。

イメージさえしっかりしていれば、
曲も比較的簡単に作ることができます。



では逆に苦手としているものはというと、

曲のアレンジ。。。

アレンジは音楽制作での最重要部分であり、
アレンジで曲の良し悪しが決まる!
と言ってまぁ間違いないでしょう。

わたしもずっと自分のバンドのアレンジをやってきましたが、
とにかくスピードが遅いんですね。

下手するとアレンジを考えるだけで、
1年くらい経ってしまう場合があったりします。

これでは最新の音楽を配信したくても、
一向に作業は進みません。

自分に足りないものは、
このアレンジのスピード力なんです。


自分の音楽能力に自信のあるあなたでも、
どこか足りないと思う部分が必ずあるはずです。


あなたはどうやってそれを補いますか?


時間かけて解決することももちろんできます。
わたしも頑張れば一年で2曲くらいはアレンジできますし、
その気になればもっとできるかもしれません。

でも時間の制限があるのなら、
手っ取り早く補うには・・・


当たり前のことなんですけど、
わたしは他の人に依頼することにしています。


時は金なりです。

特に社会人になると、
日々の仕事に追われて、
家族と過ごす時間が増えて、
学生の頃のように自分の時間が持てなくなってきます。

ある人に聞いた話なんですが、
お金を稼ぐリッチなビジネスマンほど、
時間に対してお金を使う傾向にあるそうです。

それはどういうことかというと、

歩きで移動するなら惜しげもなくタクシーを使う。
電車移動ならケチらず特急ですばやく移動。
仕事が時短できそうなツール(PCやスマホなども)を
率先して取り入れる、などなど・・・

ランチは質素でも、
時間が短縮できるところにはお金を使う、
これが一流のビジネスマンのお金の使い方なんだそうです。

要するに時間を買っているんですね。


あなたも自分に足らない、
時間がかかってしまうと思う部分は、
思い切って誰かに頼んでみるといいと思います。

歌詞を書くのが苦手なら、
書いてくれる人を募集すればいいし、

曲が作れないシンガーさんならば、
作れる人に頼めばいいし、

歌をレコーディングする手段がなければ、
できる人に頼めばいいんです。

すべて自分でこなす必要はありません。


多少お金がかかる場合もありますが、
プロを目指す人はなおさら、
時間をおろそかにすることはできません。

歳を取れば取るほど、
プロになれる可能性は消えていきますから。


自分に足りないものは、
お金を出してでも補うことを
ぜひ考えてみるようにしてください。


きっとあなたの音楽活動が、
よりスピーディーに展開されることでしょう。


インディーズレーベルの実態


今月からオープンした当レーベルは、
実績も知名度も今のところまったくありません。

当然、新しい人材の確保こそが、
これからのレーベルの運命を左右すると言っても過言ではないわけです。

ネット上で魅力的なアーティストを探しながら、
スカウト活動を続けている毎日です。



一方、
多少名の知れたインディーズレーベルになると、
歌手になりたいという夢を持った若者が、
自然それなりに集まって来ます。

なんでもそうですが、
人が集まるところにはお金が生まれます。

そうなんですね、
インディーズレーベルって実は儲かるんです。
 ↓↓↓
過去記事
「インディーズってかなり儲かります!」

インディーズの設ける仕組みは、
上の過去記事にも書いたように
CD販売にあるんです。


今日はもう少し詳しく、
そのことについて書いてみたいと思います。


______________________


あるインディーズレーベルが、
アーティストの募集を行ないました。

それはインディーズでCDデビューし、
そのCDを全国販売するという、
ある意味ではプロになりたいという夢が叶うような、
アーティストにとってはとても魅力的な募集でした。

選考は書類選考とテープ審査で決まります。
オーディションに合格すると、
念願のCDデビューが決定します。

アーティストのCD参加料は1アーティストにつき13万円。

結果このCDには18組のアーティストが参加したので、
参加料でレーベルが集めたお金はなんと234万円

す、すごい集金力です。

参加アーティストはレーベルのブログに所属アーティストとして記載され、
各々自分のブログをアメブロに作るように言われます。

参加アーティストが実際レコーディングするのは1曲。
デモテープが送られてきて、
それにアーティスト自身が歌詞を書きます。
後日、某都内のレコーディングスタジオにて、
レコーディング(交通費は自己負担)が行なわれました。

そうしてアーティストたちの夢の結晶、
コンピレーションCDがついに完成。
*このCDは定価3150円で全国販売され、のちにシリーズ化されました。

CD参加アーティストには、
完成したCDが1枚だけ渡されたそうです。

この渡された1枚のCDは、
参加したアーティストにとっては、
きっと13万円以上の価値がある、
とても大切な宝物になったことだと思います。


この記念のCDを、
自分の周りのファンに配ったり手売りしたくなるも当たり前のことです。

その場合、
参加アーティストのCD仕入れ値は、
定価の半額1575円/1枚。
CDを定価で手売り販売すれば1575円が自分の利益になります。

購入ノルマは特にはないそうですが、
仮にCD参加料13万円をCDの利益で取り返すなら、
CDを83枚売れば元が取れます。
もし100枚売ることができれば27500円の儲け。
*その100枚分のCD注文したアーティストにはソロCDを出す権利が与えられました。



CDの売り上げだけでの、
レーベルの売り上げの計算をしてみると。。。


各参加アーティストが最低10枚CDを注文購入
(1575円×10枚×18組= 283,500円)


仮にその中の1組がソロデビューを目指し100枚購入
(1575円×100枚= 157,500円)


アーティストブログやレーベルの宣伝の成果で、
CDが流通ルートで最低100枚売れたとすると
(3150円×100枚= 315,000円)


CDの売り上げだけで合計756,000円



以上レーベルに入る売上の合計金額は。。。

CD参加料 + CD売り上げ =約310万円
これでも最低予想での金額です。

ここから経費を差し引いて、
残ったものがレーベルの儲けとなるわけです。


どうです、すごいでしょ?


ちょっとしたサラリーマンの年収並みの売り上げを
1枚のCDを販売するだけで達成してしまうんです。


CDを一般リスナーに向けるより、
アーティストとその関係者をターゲットにして、
売り上げを確保する。

CDが売れない今の音楽業界の状況だと、
こっちのほうがリスクが少ないやり方です。



誤解されるといけないんですが、
わたしはこのような方法論を、
批判しているわけではありません。

逆に、
時代に合わせたそのしたたかなやり方は、
ビジネスをする人間にとっては、
とても重要なことだと思っています。


アーティストにとっては実績作り。

レーベルにとっては知名度アップと利益確保。

お互いのメリットが合致して、
満足できるのならば最高じゃないですか・・・



もしあなたが、
これからインディーズレーベルに所属したいというのならば、
これらの事実を踏まえてから検討してみることをおすすめします。


ただし、、、

全部が全部、
こういうインディーズレーベルではないことを、
もちろん付け加えさせていただきます。

また参加料もレーベルによってまちまちのようで、
だいたい5〜13万円が相場になってるみたいです。


あくまでも1例ということでのお話でしたが、
内容はすべて実話です。



それからもうひとつ。


当レーベルでは、
今のところは参加アーティストから、
お金をいただくことはしていません。


お金ではなく、やる気だけを必要としていることを、
最後に一応付け加えさせていただきます。



・・・なーんて、レーベルの宣伝入れちゃったふらふら


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第19章 ミュージシャンは自由人

第19章 ミュージシャンは自由人


ミュージシャンって自由人が多いです。


もともとミュージシャンになりたい理由として、

会社や社会に縛られたくないという気持ちがあったりします。


そういうもそうでした。


ティーンのころからプロミュージシャンになることを目標として、

また自分は絶対プロになれると信じていましたので、

学校を卒業後も就職することはありませんでした。


なんか就職することによって、

将来が決まってしまうような気がしていました。


それは朝起きて決まった時間に会社に行き、

決まった時間に帰宅するという、

ありきたりで平凡な毎日。


ある歳になれば結婚して子供ができて、

それからは家族のために働きバチのように死ぬまで働く。


そんなつまらない人生(って当時は思っていました)は、

絶対だ!!


たとえビンボーでもミュージシャンとして、

脚光を浴びて生活を送るべきだ!!と本気で考えていました。


今の若いミュージシャン達も、

きっとこれと同じような気持ちを今持っているんじゃないかな??


「自分は選ばれた人間で絶対に平凡に終わる人生ではない!」って。


しかし残念ながら、

その考えは歳とともにだんだん変わっていきます。


若者はいつのまにか30代になり、

自分の新しい家族ができるでしょう。


たとえ独身でも自分の生活のためには、

会社の中の一人としてその歯車となっていきます。


そしてこの年齢になってくるとビンボーは悪だと感じてきて、

それを脱出するためにも一生懸命働くようになります。


いつしか自分が絶対嫌だと思っていた、

ありきたりで平凡な毎日に飲み込まれてしまうのです。


でもミュージシャンは自由人が多いです。

これで終わらないのがミュージシャンです。


私も自由な発想をもとに、

広告収入型インディーズレーベルを立ち上げました。



「自由に生きていくこと」



創作をする上でも

ミュージシャンにとっては、

絶対に忘れてはいけない精神ですし、


その気持ちがなくならければ、

まだまだ一花咲かせるチャンスはいくらでもあるのです。




第18章 オリジナル曲で収益を上げる方法B

第18章 オリジナル曲で収益を上げる方法B


ミュージシャンのあなたなら、

自分のオリジナル曲でお金を稼ぎたい!と

当然考えていると思います。


CDが売れない今においては、

オリジナル曲をできるだけ多くの人に聴いてもらえるように、

まずはYouTubeで無料公開することを考えてみてください。


過去記事

「オリジナル曲で収益を上げる方法@」

「オリジナル曲で収益を上げる方法A」




CD販売という

リスナーにとって高いハードルを作ることで、

せっかく作った曲を聴いてもらう機会が減ってしまうのなら、


まずはYouTubeで無料で聴いてもらい、

あなたを知ってもらうことが大切だと思います。




まずはプロモーションの一環と割り切って

YouTubeであなたの曲をどんどん聴いてもらいましょう。


ただし、YouTubeにCMを導入することで、

広告収入が入るようにすることはもう必須ですね。


そしてそこから楽曲販売へと誘導することができれば、

それは立派な見込み客として、

あなたの楽曲の購入率は高まることでしょう。



楽曲販売はMP3等のデータ販売とし、

無料の販売サイトに委託すれば、

販売することにお金はかかりませんので、

販売リスクはです。

どんどん楽曲を販売しちゃいましょう。

まぁ売れればラッキーくらいに思えばいいです。


オリジナル曲で収益を上げる方法をまとめてみると、


@YouTubeで無料で曲を聴いてもらい広告収入を得る

A気に入ってくれた人に対し曲をデジタル販売する

B希望者に対し、また需要が見込めればCD販売をおこなう


あなたもこれらの手順で楽曲配信をおこなえば、

販売するリスクはまったくありません。

このようにしてあなたも、

オリジナル曲から収益を上げることを検討してみてください。


→ 第19章 ミュージシャンは自由人


 

第17章 オリジナル曲で収益を上げる方法A

第17章 オリジナル曲で収益を上げる方法A


『オリジナル曲で収益を上げる方法@』では、

無料であなたの自信曲を

どんどん聴いてもらうということを

提案してみました。



せっかくの自信作でも、

販売することによってリスナーが制限されてしまうのなら、


いっそ一般公開にして、

いろんな方に曲を聴いてもらったほうが、

あなたの音楽が広がる可能性が出ると思っているからです。



曲を販売するということは、

曲を聴いてもらう上ではかなり高い壁になっているのです。


だから目先の小銭にはこだわらずに、

YouTubeで無料であなたの自信作を聴いてもらい、

精一杯あなた自身をアピールしていきましょう。


テレビも視聴率が高いほど広告料が多く入ってきます。

あなたのYouTube動画も再生回数が多いほど、

比例して広告収入が入ってきます。



CM1回(30秒以上再生)の広告料は微々たるモノです。

でも塵も積もればなんとやらで、

動画が再生されCMが流れれば、たとえあなたが寝ている間でも、

収益が発生していくのです。


なにもしなければいつまでたっても

収益は0のまま。



長い目でみればどっちがいいかは明白です。



あなたは自分の動画を見てもらう努力をすればOK。

ブログなどでその曲に対する想いや制作の苦労話、

これからの活動ヴィジョンなど、


曲を聴いてみたいなぁと思わせるような、

紹介記事を書いていってください。


あなたの曲をたくさんのリスナーに聴いてもらうことで、

収益が発生する仕組み



なんかこれってアーティストにとっては、

があると思いませんか???



初めから欲張らずに、

自分の曲で・自分の力で、

お金を生み出すことを体験してみてください。

今後の活動にも必ず役に立ちますよ。

 
→ 第18章 オリジナル曲で収益を上げる方法B


第16章 オリジナル曲で収益を上げる方法@

第16章 オリジナル曲で収益を上げる方法@


あなたのオリジナル曲は、

収益を上げることができていますか??



私個人の意見としては、

CD販売によって収益を狙うという

今までで言えば当たり前の方法は、

もうアマチュアレベルでは完全に崩壊したと思っています。



CD販売とは、

メジャーシーンを夢見るアーティスト達の、

いわば時代遅れの幻想です。


CD販売にこだわると、

・CDを制作しプレスするリスク

・CDをパッケージングするリスク

・CDを売らなければいけないというリスク

・CD在庫が残ってしまうリスク


簡単に書いてもこれだけのリスクが発生します。



アマチュアミュージシャンがCDを作るべきパターンは

次の2つだけです。


@無料配布でも宣伝として使いたい場合

ACD販売数があらかじめ見込める場合
 ※ファン向けの予約生産など。


それでもどうしても、

自分のオリジナル曲で収益を上げたい

音楽で少しでも儲けたいと本気で考えている人には、

活動の順序を見直すことをおすすめします。



まずは無料配信から始めてください!!


自信のあるオリジナル曲は、

まずはYOUTUBEでどんどん聴いてもらってください。


そしてその動画にCMを流して、

あなたに広告収入が入るようにします。


そしてあなたは自分のオリジナル曲を、

SNSなどでどんどん宣伝すればいいんです。


「無料なのでぜひ聴いてください♪」

って動画リンクを貼ればOKですね。



無料でも聴いてもらえない曲は、

CD販売しても売れるわけがありません。



再生数が増えれば広告収入も比例して増えますし、

あなたの曲が広まっていく可能性も出てきます。


そしてCDを買いたいという見込み客ができたところで、

そこではじめてCDを販売することを考えてみてください。





まずはあなたのオリジナル曲を使って、

広告による収益を上げてみてください。


そして自分のオリジナル曲でお金を生む実感

体験してみてください。

今後の活動にきっと役に立つことと思います。


YouTubeでの広告収入は、

ミュージシャンにとって第二の印税収入です。

ミュージシャンならば必ずYouTubeにCMを流してもらいましょう。


→ 第17章 オリジナル曲で収益を上げる方法A